引っ越しをする際にはたくさんの手続きをしなければいけませんが、郵便物の転送手続きもそのひとつです。うっかり忘れてしまう方も多いようですが、手続きをしておかないと、郵便物が迷子になってしまいます。
友人や職場の同僚だけでなく、ショップや保険会社など、思っている以上にたくさんの郵便物を日常的に受け取っています。事前に引っ越しの連絡をしたつもりでも、うっかり漏れていることがあるものです。
郵便局に転居届を出しておくだけで、1年間は旧住所宛てになっている郵便物を新住所に無料で転送してくれますから、ぜひ転送手続きを行いましょう。
手続きはどうやってすればいいの?
可能であれば最寄りの郵便窓口に出向いて手続きを行いましょう。一番簡単で短時間ですむ方法です。
この際、運転免許証や健康保険証などの身分証明証と、旧住所を確認できる書類が必要ですので注意しましょう。また、念のために印鑑も持参しましょう。
転送手続きは引っ越しの前から行うことができますし、転送開始日の指定もできます。
引っ越しの直前や直後などは慌ただしく、ついつい後回しにしてしまい、そのまま忘れてしまう恐れもあるので、早めに提出しておくことがおすすめです。
インターネットから転送サービスを申し込む
郵便局へ出向く時間がない場合には、インターネットから申し込むこともできます。
郵便局のサイトを開き、郵便から転居・転送サービスのタブをクリックすると、申込み画面へのリンクが表示されています。
なお、インターネットで申し込む際は、スマホか携帯電話を持っていることと、スマホや携帯電話ではなくパソコンのメールアドレスが必要ですので注意しましょう。メールアドレスはグーグルやヤフーなどのフリーメールでも大丈夫です。
無料で転送してくれる期間に期限はあるの?
無料で転送してくれる期間は転送開始日から1年間ですが、その後は有料になるということではなく、転送してくれなくなるというものです。
あらためて転送届けを出すだけで、継続して転送してもらyことができます。大切な郵便物は1年の間に住所変更を行っているでしょうから、継続の依頼をする必要はあまりありませんが、不安な方はあらためて提出しておけば安心ですね。
万が一、なんらかの理由で転送サービスを停止したい場合は、窓口で簡単に手続きを行うことができます。この際、最初に申込みをしたときの「転居届」の控えを持っていると、よりスムーズに手続きを行うことができますので、控えは大事に保管しておきましょう。。
転送手続きを行わないとどうなるの
郵便局は宅配便と違い、住所と居住者の名簿を作っています。ですから、転居届を提出していない場合、いつまでも旧住所のポストに配達され、そこに郵便物がたまっていきます。
旧住所が賃貸住宅の場合は、転出とともにポストをふさがれるため、郵便物は送り主へ戻されます。
新しい入居者が入り、その方が転居届を提出された場合には、その新しい入居者あてではない郵便物は、やはり送り主へ戻されます。まれに、誤って新しい入居者に配達され、ご迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
手続きはとても簡単ですし、転送サービスは転居届を出してからわずか数日で反映されます。大切な郵便物が迷子にならないように、ぜひ手続きを行いましょう。